2021年12月16日
2021年秋 国際校の恩師・馬場豊先生が、待望の戯曲『わが行く道は遥けくて 渡辺崋山の生涯』(鳥影社刊)を出版されました。中日新聞夕刊(12月4日付)「ほんの裏ばなし」では、「取材開始から完成まで3年」のご執筆にまつわる裏話が掲載されました。
常盤会にはご著書の寄贈と共に、馬場先生から卒業生に向けたメッセージをいただきました。
「『渡辺崋山』の名は、全国の中学高校日本史教科書に必ず載ってはいます。しかし、『蛮社の獄』事件に関連してほんの三行ほどの記述です。 それは仕方のないことではありますが、その人生は大変興味深く、渥美半島・田原でその最期を終えた彼の生涯を、南山の中高生を初め多くの方にぜひ知ってほしいと思いました。
2023年は崋山生誕230年!
人が志を持って生きていこうとする力はどのように生まれ、どんな道を歩くことになるのか・・・崋山の行き方を通して、その一端を考えてみるきっかけになればと思っています。」
馬場豊先生プロフィール
2019年、南山国際中学校高等学校国語科専任教諭を定年退職。
在職中は演劇部顧問を務め、学内外において生徒・保護者・市民合同での朗読劇(戦争関連)の発表を続けた。
また、舞台劇の戯曲を創作、上演。
他の著書に『ひとすじの糸 玉糸の祖 小淵しちの生涯』(これから出版)、『捕虜のいた町 -城山三郎に捧ぐ-』(中日新聞社)がある。