2023年3月15日
【山田利彦国際校校長】
遂にこの日がやって来ました。
南山国際、最後の卒業式です。
今年の卒業生は総勢56名!この6年間、一人の後輩もいない、唯一の学年でした。
私もちょうど6年前に校長職を拝命しましたので、その意味でも特別な学年です。
8年前に学園が閉校を表明した時点で、彼らの学生生活はかなり特殊なものとなることは容易に想像されました。
そして、生徒たち以上に、教職員が「(この学年に)入学者がいるのだろうか?」と本気で心配していたものです。
しかし、今までの南国(と同じ状態)を求めて、彼らは入学してくれました。
3年間のコロナ禍もあり、修学旅行や体育祭、文化祭と大事な行事はことごとく中止、縮小されてきましたが、笑顔のうちに巣立って行きました。
「ありがとうございます。」
「本当に、ありがとうございます。」
今はこの言葉しか出ません。
これからも、しばらくは・・・
最後の卒業式は岸田首相の発言もあり、「笑顔が見える」マスク無しで行われました。女子生徒もおめかしに一層力が入ったことでしょう。まさに、光っていました。
今年度は全ての行事に「最後の~」が付いて回りました。
そして、今日の卒業式が正真正銘の「最後」なのです。