2020年12月27日
【山田利彦国際校校長】
例年、2学期の終業式はカトリック南山教会でのミサに置き換えて実施していますが、今年度は残念ながら実施を見送ることとしました。
その代案として、いつもは終業式前日に校内で行っている「クリスマス祝い」を「クリスマス聖式」という形で合わせて1日で実施することとしました。
具体的には1限目に「クリスマス聖式」を行い、2限目から6限目までで「クリスマス祝い」を行いました。
「クリスマス聖式」では、音楽部や聖歌隊の奏楽に加え、3つの聖書朗読と説教が行われ、手前味噌ですが「これぞ、ミッションスクールのクリスマス聖式」と誇れる内容になったと思います。
クリスマスの意義を厳かな雰囲気のうちに確認した後は、一転して「にぎやかに」楽しむ「クリスマス祝い」です。
前回の南国祭の記事にも書きましたが、生徒たちは「大声を出さずに盛り上げる」ことをかなり体得していて、講堂で共に過ごしても安心していられます。
本来なら箸が転がっても笑ってしまう年頃なのですが、つくづく成長というか変化を感ぜずにはいられません。
コロナ禍で様々な活動が自粛、制限されていく中、常に話していたのが「一人一人の自覚について」でした。
自分一人の身勝手な行動が、多くの人を悲しませることになる。
写真にもありますが、食事の際も同じ方向を向かないようにして食べています。
友達との会食ほど楽しいことはないのですが、この「自覚」「自制」は 今後 彼らに大きな糧として宿ることを切に願っています。
私たちがどのように過ごそうと、どのように生きていようと、12月25日という「クリスマスの日」はやってきます。
この日に与えられる「喜び」をかみしめながら、また、その「喜び」を他の人へ与えることでさらに大きく感じながら、良い新年を迎えていただきたいものです。
いつも国際校へのご理解とご協力を賜り、心より感謝いたしております。
新年も、本年同様、よろしくお願い申し上げます。