2020年11月12日
【山田利彦国際校校長】
コロナ禍で多くの学校が体育祭・文化祭を中止する中、本校は10月23日、無事に南国祭(文化祭)を開催いたしましたが、感染拡大防止のため、生徒と教職員のみ、1日に短縮しての実施となりました。
今回の大きな特徴は、全校生徒が高校生の3学年だけになったということ。そこで、午前中はそれぞれの学年の企画を小島講堂で鑑賞し、午後は部活動を中心とした企画の鑑賞となりました。
一番の懸念は、講堂内での過ごし方でした。
南国生はもともとイベント大好きな生徒が多く、特に盛り上がった時のボルテージの高いことと言ったら・・・
オープニングで司会者が「マスクは必ず着用してください。歓声はあげず、拍手で盛り上げてください」とアナウンスしていましたが、正直なところ、きちんと守れるのかどうか不安でした。
ところか、です。
実際に企画が始まると、要所で温かい拍手が沸き起こり、まさに理想的な観衆の姿がそこにありました。「アッ」と驚く場面では、不用意(無意識)にもれた声もありましたが、これは充分にご愛嬌の範囲内です。
南国祭の看板イベントの「ダンス部企画」と「高校3年生のファッションショー」も同じくです。拍手がこれだけ温かく、力強いとは・・・。
今まで様々な南国生の「素の姿」を行事で見てきましたが、これほど「大人な」姿を見られるとは思っておらず、手前味噌で恐縮ですが、「素敵な生徒だな」と感心した次第です。