2022年6月5日
常盤会の皆さん、卒業生の皆さん、お元気でいらっしゃいますか。
私も、今もうずいぶん歳も取りましたが、長崎南山で頑張ってやっております。
こちらにいた時は、本当に遠慮のない交わりで、とても良い思い出になっています。
良い思い出は過去のことではなくて、今、私を支える言葉であり、皆さんの愛情であるので、「今、生きている」という意味の思い出です。過去、終わってしまったことではなくて、今も皆さんに支えられている思いでおります。
そういう意味で、もう心から感謝しております。
その感謝を一番表わすの(に)は、ずっと中学、高校で働いている私が、今、世話をしなさいと神様から与えられている子どもたちを一生懸命、力の限り指導し、その子たちのために働くことが皆さんへの何よりもの恩返しだと思っています。
ですから、皆さんも、もし少しでも卒業した母校に対して思い出があり、感謝があるとするならば、皆さんが今与えられてある職場とか、ご家庭とか、そういう方々を、どうぞ覚悟を持って愛してあげてください。その仕事のお付き合いのある人たちを大切にしてあげてください。それが私は母校に対する最も尊い貢献だと思っております。
学校で働いている教員も、皆様方の恩師も、決してみなさんが行っている場面へ行って働くことはできません。その役割は今、あなたたちに与えられている、自分に与えられているのだと、そう思って、是非是非力を尽くしてください。
また、お目にかかることがあったら、名前はお互いに忘れても、お互いにまた挨拶をかわしましょう。
もし間に合わなかったら、私は、将来多治見の修道院の墓地に入る予定ですので、そのときはお墓参りに来てください、そして、今なんとかかんとか元気にやっておりますとおっしゃっていただければ、私は墓石を揺らして喜びます(笑)
どうぞどうぞ、お元気で、また何かの機会が神様から与えられましたら、お会いしたいと思っております。皆様の上に神様の祝福を、神父らしく最後はお祈りして、励ましの言葉になればいいかなと思って、お祈りしております。
ということで結ばせて頂きます。がんばれ!(談)
*5月21日に育友会の春の講演会のために南山学園講堂へお越しになった西先生に、常盤会員へのメッセージをいただきました。
【6月16日追記】
男子部フェイスブックページ、女子部フェイスブックページにこちらの動画がアップされておりますので、是非ご覧ください。