2022年3月18日
2021年12月18日(土)付け朝日新聞に元国際校の馬場豊先生の記事が掲載されました。
馬場先生は2021年秋に渡辺崋山を主人公にして出版された戯曲『わが行く道は遥けくて 渡辺崋山の生涯』を出版されました。
その執筆直後、奇しくも崋山ゆかりの女性に巡り合い、交流を持たれたとのことです。
*詳しくは『わが行く道は遥けくて 渡辺崋山の生涯』の中で、「思いがけぬ出会い」として書かれています。
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「崋子さんについてのご報告」 馬場豊
昨秋の拙著の出版告知につきましては、常盤会ホームページやメルマガなどで、ご担当の皆様に何かとご配慮をいただき、感謝申し上げます。
今回は昨年の朝日新聞の記事を載せていただきました。
渡辺崋山の家系の分家三代目に当たる渡辺崋子さん(現在は高木姓・85歳)との出会いについての記事です。
そして、今年3月、悲しい知らせが届きました。ご親戚の方からの、2月に崋子さんがお亡くなりになったというご報告でした。あまりの急なことに、驚くと同時に残念な思いがこみ上げました。昨年の夏から年末にかけて何度もお宅を訪問し、出版を喜んでくださり、歓談を重ねました。今年1月末に、電話でお話しできたことが最後となりました。今はただ、出版がきっかけで名古屋の地において、このような出会いができたことを、感謝するばかりです。
本年6月19日(日)、南山学園講堂においてこの作品を朗読劇として上演するべく、現在準備中です。昨年末、崋子さんに「来年、何とかして上演したいと思っています」と申し上げたら、「楽しみです」とおっしゃいました。私も、上演にお招きすることを楽しみにしていました。
ここにあらためて、ご冥福をお祈りするものです。(2022.3.19記)
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