2017年11月27日
富田三美子さん(G18) 日本画展「宝づくし」
2017年11月23日(木)から28日(火) ギャラリータマミジアム
岐阜県揖斐郡の天上院 善明寺に奉納された屏風絵。富田さんのご両親が眠るこのお寺は最澄の建立。
富田三美子さん
「個展タイトルの『宝づくし』は、絵も、観て下さるお客さまも、私にとっては宝であるからです。絵画教室で子供たちを教えていて、逆に教わることも多いです。四つ折りの画用紙にクレパスで小さく黄色を描いて『コーン!』 緑でサッと描いて『メロンソーダ!』 潔い(笑)。発想がスゴイ、その通りだって。子供たちの色遣いに癒されます。学生だった頃は、技巧的な絵を描いた時期もありましたが、若い頃に耳の手術をして聴こえなくなった時期があって気づきました。きれいなものを見るのが一番。ほっとする絵。温かくなる絵を描こうと思ってきました」
「はなやかな花」
気品あるお着物姿の三美子さん。「個展のときはいつも着物にしていますが、今日は成人式の振袖を仕立て直したもの。『宝づくし』に合うように・・。 4年間続けて計6回、個展をさせていただいたこのギャラリー タマミジアムさんも、私の宝です。オーナーで玉水屋さんの津田節哉先輩(S08)には、常盤会でも、とてもお世話になりました。玉水屋さんもギャラリーも、この11月いっぱいで閉店・閉館されますが、私の絵で有終を飾らせていただけることに心から感謝しています」
(談:富田三美子さん)
(株)玉水屋 タマミジアム 中区栄
富田三美子さん(G18)
名古屋造形芸術大学短期大学日本画科卒業
千原謙吉先生の指導により児童絵画教室について学ぶ