感動の朗読会・・2010ー9ー12 – Nanzan Tokiwakai Web
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同窓生のお知らせ

2010年9月13日

感動の朗読会・・2010ー9ー12

「ママ、ありがとう」の朗読会が、恙無く終わりました。宗太郎ママ・各務優子さん(G37)のピアノにのって、竹下景子さん(G19)の朗読が始まり、宗太郎くんの9年間の映像が流れると、満員のライネルスホールは、静かな感動と涙に包まれました。

 

第二部の「竹下景子 × 各務優子 スペシャルトーク」では、竹下さんが、「『ママ、ありがとう』と、9歳の宗太郎くんが、ギリギリのところで言える “けなげさ” に心打たれました。そして、人は、ひとりでは生きていけない。支えあい、励ましあいながら、生きているということ、そしてその大切さ・幸せを、今日は体中で感じました」と語ると、各務さんも、「この日を迎えて感謝の気持ちでいっぱいです。これまで、”各務優子”だったら、できなかったことも、”宗太郎ママ”だからできたと思えます」と話しました。

客席から、「病気の子どもを持つ家族にメッセージを・・」と求められた各務さんは、「絶対治るんだと信じることが大切。大人は熱が出ると、熱が出たということで辛くなる。でも、子どもは、前に熱が出て、辛かったということを忘れているものです。いつのときも、大丈夫、大丈夫!と信じて頑張って欲しい」と答えました。

この朗読会の収益金の一部は、「特定非営利活動法人 生きるちから VIVACE(ビバーチェ)」に寄付されます。VIVACEは、日本初の「子どものホスピス」創立をめざしています。                               http://www.ikiruchikara.org

「ホスピスは、最期を迎える場所でなく、明日、生きる力をもらう場所。家族のぬくもりや自然を肌で感じて、治療に頑張ろうという気持ちになれる場所であって欲しい」と各務さん。「宗太郎との病院での9年間は、うつむいた気持ちになることもありました。健康な子も、そうでない子も、同じように遊べたらいいなと思っていました」と、ホスピス設立への願いを語ってくださいました。

写真(下)は、新しくなった「臓器提供意志表示カード」 (86×55mm)

恐竜博士になりたかった宗太郎くんが、漫画のモデルです。

写真掲載許可 そうたろうの会

アイ・バーグマン

by minnami

photoes by yamate&minami