2024年9月23日
このタイトルは、11月16日、久しぶりに開催される常盤会合同懇親会講演の部に講師としてお招きした経済学者ロバート・フェルドマンさんの演題です。
蝶ネクタイで丁寧な日本語、TV番組や経済紙でおなじみの硬派の経済人…と思いきや「ワタシガ ハジメテ ナゴヤヘ キタノハコウコウセイ。ナンザンコウコウへ カヨッテ イマシタ」
2019年名証IRエキスポ(於:吹上ホール 名古屋証券取引所主催)講演会でのフェルドマンさん、第一声です。理論的解説と地政学的リスクにまで及ぶ高い見識を備えたガチ学者は今でも「南山ラブ」でした。
1970年にAFS留学生として1年間高校1年生として男子部で学ばれ、S24の先輩方と同級生。G25(S30と同級生)の私より6年先輩。あの頃の南山は…。フェルドマンさんが社会に出られたころは、金融業界は社会の花形…。広い教養・高い人格・強い責任感…。様々な往時の記憶をおもいめぐらせています。
この講演が決まると、後輩の方々から、フェルドマンさんの新聞記事が送られたり、「NISA口座をつくりました」「為替は…」「やっぱり金(ゴールド)でしょ」などの声が寄せられています。更に交流のなかった後輩から「国内のものつくりが動いていません。」とか、工作機械メーカーで働く後輩から為替予想が届いたり…。失われた20年、30年で資産運用に痛い思いをされた方々がいらっしゃる一方、豊富な知識と情報で武装し、自ら経済活動へ乗り込んでいく若い世代もいらっしゃる。力強ささえ感じております。
30年後、日本の人口は1億人を切り、高齢者が4割を占めるといわれます。2019年の講演で「日本は少子高齢化が経済の大きなリスクといわれています。しかし世界に誇るものつくりの技術を持つ企業がたくさんある。高齢化を補う薬品開発も進んでいる」とフェルドマンさんは言われました。あれから5年。コロナ禍を経て日経平均は4万円前後に達しています。
デフレ脱却、金利のある世界…。経済活動の大転換に伴い私たちを取り巻く環境は…。このコラムをご覧の先輩方、後輩のみなさま、どうおもわれますか?フェルドマンさんはどう描いていらっしゃるのかしら?ぜひ伺いたいですね。愛しい愛しい南山の思い出とともに。
プロフィール
石黒寿子(G25)
南山常盤会 母校支援委員会 スクールグッズ委員会
民生委員 家計愛好家
ここ20年ほど、姑・両親の生活支援と介護で職業につく暇なし。
収入はありませんでしたが、家計の工夫で蓄財し、運用。あくまでも趣味程度です が、夢は大きく・・・。
また、介護により、「お金のかからない老後」を模索中。