2011年2月4日
会員S02でもある家田先生は1996年「メサイア-テキストと音楽の研究」にはじまり2008年≪メサイア≫は何を歌うか 2009年同重版と執筆活動を続けられています。このたび2010年『「捨てる」という霊性-聖フランチェスコと一遍上人』を出版されました。ヘンデルの名作オラトリア「メサイア」の歌詞がすべて聖書から引用されていることは意外に知られていない。「メサイア」がキリスト教信仰の全体像を見事に歌う音楽であること、また歌詞の意味を丁寧に解説し、その歌詞がヘンデルの豊かな音楽的芸術表現によって宗教音楽の傑作、人類の普遍的な音楽になったことを総合的に解説した入門書です。