2018年11月18日
富田三美子さん 日本画展 「結ぶ」
会期:2018年11月15日(木)から20日(火) 10時から17時 (最終日は16時まで)
会場:妙香園 4階 (名古屋市中区栄3丁目14の14 電話 052(241)1533
「立山の春夏秋冬」
個展タイトル「結ぶ」は、「神さまから与えられたご縁を結ぶのは、あなた自身ですよ、とある方からいわれ、そのご縁を大切に結ばせていただきたいとの想いからつけました。そこに込めた願い通り、たくさんのご縁を結んでいただいています」
「蓬莱」(左) 「鳳凰と鹿」(右)
「『蓬莱』(左)に描いた酒器は、亡夫が、通った鰻屋さんで,お食事しながらお酒をいただくのが大好きで、そういう時、いつも出してくださる酒器がこれでした。夫が気に入り、どこで求められますかと伺うと、手に入らないものということでした。思えば、亡き父も、亡き夫も、最後にいただいた食事は、このお店の鰻でした。父は病室で、夫は最後の外食でしたのは、ほんとうに不思議なご縁ですね。
父の頃から、お店の方々とのご縁が繋がって、夫の好んだ酒器の話が、女将の耳にはいったのでしょう、夫の亡き後、女将から、この酒器が贈られてきました。何年か前のことですが、その時の感謝の想いを描きました。「結ぶ」と願った今回の個展に、この絵を掲げましたら、思いがけず、その話を取り継いでくださるご縁にも恵まれて、そのことを知った若女将が、かけつけてくださいました。ほんとうに夢をみているようです。嬉しいです」 (ミミ談)
富田三美子
南山高校卒業
名古屋造形大学短期大学日本画科卒業
卒業後 千原謙佶先生の指導により児童絵画教室について学ぶ
現在 ミミ絵画教室(名古屋教会幼稚園)主宰
「今の絵の先生は子どもたちです」