G11思い出の修学旅行同期会 2010年6月5,6日 参加者37名 – Nanzan Tokiwakai Web
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同窓生のお知らせ

2010年12月21日

G11思い出の修学旅行同期会 2010年6月5,6日 参加者37名

50年前のガリ版印刷による「中学修学旅行の栞」からこの企画が持ち上がりました。


行き先は,50年前の修学旅行の前半を辿る箱根、鎌倉の一泊旅行。季節も当時と同じ紫陽花の咲き始めた6月初旬。中学1,2年を担任して下さった高見先生も、80歳を迎えられましたが、お元気で参加して頂き、会を盛り上げて下さいました。

バスの車内では授業風景の再現。1日目の朝は「朝のお祈り」と「聖歌合唱」から始まりました。出席点呼に続いて1時間目は歴史。歴史上の人物である恩師(黒宮・千葉・久光・山際先生など)のエピソードとともに、うちわに描いた似顔絵当てクイズ。

2時間目の音楽の時間には橋倉先生に教わったドイツ語やイタリア語の「野ばら」や「サンタルチア」を歌いました。旅行中のテーマソングは50年前と同じ「北上夜曲」です。今回は大涌谷から雄大な富士山は眺められませんでしたが、1個で7年延命する黒卵を食べ、仙石原では8年前に開館したポーラ美術館で「美術鑑賞」の実習授業を経てホテルへ。途中箱根登山鉄道に乗ったときには雷も鳴る通り雨に遭遇しました。

そしておそろいの浴衣に着替えた箱根の夜の宴会、幕開けは長年研鑽を積まれたフラメンコ、そしてクライマックスは班別カラオケ大会。それぞれ「修学旅行」「学生時代」「箱根八里」を歌いましたが、アレンジが豊かなため合格点がとれず、再試をしても不合格という班もありました。半年前から密かに準備をしていた「越後獅子」の出し物も、雁や夕月など背景役に飛び入り参加を募り大成功でした。

まだまだ現役で忙しい人も多く、関東、関西から遅刻早退などの参加者もありましたが、2日目は初夏の陽光の下、湘南ハイウエイから江ノ島を眺め、鶴岡八幡宮で倒れた大銀杏の若芽にエールを送り、鎌倉の大仏様の前では全員37名そろって、50年前と同じように記念写真を撮りました。

国鉄夜行列車だった名古屋への帰路は高速バスで快適に、現役続行中の講師から認知症のチェックなどの授業を続け、放課にはビンゴをして景品に磯和先生の遺作である色紙も頂きました。

今回参加できなかった方から、イギリス、ドイツも含めて各地からメールやお返事、そして定年退職後バレエを始めましたという羨ましい近況写真も送られてきました。「思い出の修学旅行」のビデオを編集しながら、竹内まりやの「人生の扉」のように、将来の希望に満ちあふれていた10代もよかったけれど、今の還暦過ぎの60代も悪くないし、このままG11は70代、80代、そして90代になってもすてきな人生を拓いていくと確信いたしました。(班長記)

投稿:G11 小島登茂子さん 写真:G11の皆さま提供

(以下は、この修学旅行を50年ぶりに再現した同窓会旅行の準備の模様です。)