2022年9月29日
一昨年秋、現職の医療法人葵鐘会へ転職、医療のバックオフィスとしての業務や文化事業関係の業務を担当しています。長期間音楽と離れていた私ですが、今の仕事では音楽と接する機会も多くなりました。同時期に、世界はコロナ禍に遭遇、海外での活動がほぼストップ。同じタイミングで今年創立20周年を迎える愛知室内オーケストラの支援も業務の一部となりました。
当楽団は2002年に愛知県立芸術大学卒業生主体で発足した東海地区唯一の室内オーケストラです。現在団員は国内外で研鑽を積み、東海地方を中心に活躍する演奏家で構成され、令和4年4月より指揮者山下一史氏が初代音楽監督に就任、更なる活躍が期待されます。
私の音楽経験は、小学生時代ピアノを習い、米国滞在中は、学校のブラスバンドでクラリネットを担当。夏にはミシガン大学で開催される野外オーケストラコンサートを鑑賞し、とても感動したことを今でもはっきり覚えています。そんな中、新たな仕事の中で久しぶりに聴くクラッシックの調べにとても魅了され、今は地域の文化発展と共に音楽愛好者を一人でも多く増やしたいという思いで活動に携わっております。幼少期から学校など公の場で専門家による音楽を体験することができたり、実際にオーケストラを鑑賞する機会があることで音楽への関心を高めることができ、子どもたちの音楽センスを育てるきっかけにもなると思います。
クラシック音楽が初めての方から、先生、演奏経験者まで少しでも多くの方にご鑑賞いただきたく、南山高校同窓生の皆様、先生方、ご家族お誘い合わせ当団のオーケストラ演奏へお越しいただけると嬉しいです。25歳以下の学生さんへは「ベルネットユースシート(学生ご招待席)」をご用意しております。
医療のバックオフィスでの業務としては、本年度より社内でCustomer Language Support 無料通訳サービス(英語、中国語、ベトナム語)を提供するチームが発足、私もこの一員として参加しております。周産期医療の現場で、言葉の壁に遭遇して苦しむ在日外国人をサポートするもので、婦人科検診、分娩、不妊治療や腹腔鏡手術、ピルの処方、ワクチン接種、小児医療、処方された薬の服用方法に至るまで、円滑なコミュニケーションを通じ患者様に安心感を持っていただきたいという想いで活動をしております。産婦人科、ART 部門 (生殖補助医療) また小児科の受診が必要な外国人の女性や子供達に寄り添い、日本での生活に安心していただける一助となれば嬉しく思います。
プロフィール
1989年 南山高校国際部卒業
1993年 南山大学外国語学部英米学科卒業、トヨタ自動車(株)入社
2000年 BLOS英会話スクール立上げ
2009年 外資系企業にて外国人社長秘書、通訳
トヨタ自動車にて外国人役員秘書、通訳、翻訳
2020年 医療法人葵鐘会勤務