2011年7月28日
英語学習者にとって英語道訓があるとすれば、このように思います。
一つ、愉快なコミュニケーションのため、パートナーを常に思いやること
二つ、コミュニケーションの核とは、質のある情報や気持ちの伝達であることを忘れず、意識すること
三つ、流暢さとはコミュニケーションの核を取り巻く部分であることを忘れず、謙虚且つ、真摯に向上に努めること
すみません、難しいことは置いておきまして、南山英語クラブを始めて1年ほど経ちました。
大変素晴らしい参加者の方々のおかげで、充実した英語によるコミュニケーション能力向上のための月例会合を行っています。
英語の勉強のため、名古屋の様々な英会話クラブに参加していたのですが、
その会合で多くの参加者が自由、且つ熱心に討論していた様子に感化され、
ぜひ南山で同じような活動が出来ればよいと考えたことが立ち上げのきっかけです。
英語を話す機会がほとんど無い日本の生活の中でも、頑張って勉強していらっしゃる
方々や、これから世界に向かって活躍される方々と一緒に、レベルアップに向けて
頑張りましょうというアイデアの会合です。
各セッションでは、参加者がそれぞれ順番でテーマリーダーとなり、
テーマプレゼンを行います。
プレゼン資料を準備して、ストーリーが整った発表を行うには、準備に手間と時間がかかりますが、その分吸収出来る知識は多く、また聴衆者を前にした英語によるプレゼンは、かなり実践的なトレーニングとなります。
次に数ラウンドのペアまたはグループでのディスカションを行います。
せっかくこのような会合に参加するため、疲れて満足するまで英語トークの練習を行います。
長い時間をかけて英語で話していると、自分達の頭も英語トークに次第に慣れてくるので、流暢さの向上に好影響を与えます。
最後に各メンバーはそれぞれショートスピーチを行い、テーマについての自分の考えを述べてゆきます。
概して日本の社会では、人前で自分の考えを発表する機会が少なく、また英語で話をする際には、些細な誤りに萎縮してしまう傾向があるので、これも英語圏社会でのコミュニケーションを意識した大変良いトレーニングだと思います。
また南山英語クラブのセッションでは、次の三つの英語学習のメリットを考えています。
一つ、英会話学校や独自に学んだレベルの高い語彙や表現を、
テーマディスカションの中で実際に使用して、自分で使えるものとする。
二つ、英語運営能力が優れた日本人スピーカーによるインパクトは、
絶大なので、更なる向上のための糧とする。
三つ、多くの英語仲間を持ち、より多く英会話を行える環境を作る。
特に二つめについては、ネイティブスピーカーよりも、それに近いまたは同等レベルの英語を話す日本人の方に遭遇した時の影響は大変大きいものです。
ご参加いただいているメンバーのレベルは非常に高いので、とても良い刺激になると思います。
立ち上げの当初は、恩師の英語の先生と同級生の3名で始めたのですが、
それぞれ素晴らしい専門分野を持つ多くの南山ファミリーの方々、また学生さん達
にもご参加いただけるようになり、大変にぎやかになってきました。
また南山英語クラブのような会合では、勉強すること以外にも、より多くの卒業生の方々に、たまには南山に帰ってきていただきたいという願いもありますので、今後はより一般的で気軽なセッション作りを考えていきたいと思っています。
ご意見やご要望など、ぜひご連絡下さい。
<南山英語クラブ、NECの活動概要>
1.日時と場所:
・土曜日午後13:30~15:30、名古屋友の会 (月一回)
2.ご参加者:
・南山ファミリー(南山ご関係者並びに、その友人等)
3.会合内容:
・オールイングリッシュでのテーマディスカション(グループ、ペア)、
ショートスピーチ
4.最近のディスカションテーマ
・将来の自分のマネープラン
・語学学習における脳の活性化
・日本と世界のボランティア活動の状況
・原子力発電所の現状と今後
・死刑制度について考える
・タンザニアと日本の友好活動
5.詳細のお問い合わせ先
酒井秀夫(S35) 090-8736-6850
sakai@angel.ocn.ne.jp
酒井秀夫(S35)、南山常盤会理事メンバー